東欧の風に誘われる午後
チェリスト新倉瞳が東欧の伝承曲「クレズマー」やその背景にインスピレーションを得たクラシックの名曲をお届けします。
若手チェリストとの共演にもご注目。
クレズマーが初めての方も気軽に楽しめる参加シーンもご用意しています!
「チェロ」という楽器を通し皆が一丸となって盛り上がり、音楽的に国際色豊かなアジア・パシフィック・チェロ・コングレス。
今回のコンサートでは、チェリスト新倉瞳のライフワークでもあり、ドイツのワイマール音楽祭にも出演した経験を生かし、東ヨーロッパからアジアを越えアメリカ大陸まで渡った東欧の伝承曲「クレズマー」の名曲、そしてその歴史的背景にインスピレーションをうけたクラシックの名曲を中心にお届けします。
今をときめく若手のチェリストたちの共演にもご注目。
「クレズマー」初体験の皆さまも簡単に聴きにご自由にご参加いただけるシーン(楽器参加席限定30席)もご用意しております。
どうぞお楽しみに!
日時2025年2月15日㊏ 開場11:30/開演12:00/終演(予定)13:15
会場サントリーホール ブルーローズ
出演
新倉 瞳、香月 麗、西田 翔、矢部 優典(チェロ)、佐藤 芳明(アコーディオン)、
アラン・バーン(ピアノ/アコーディオン)《アメリカ/ドイツ》、マーク・コヴナツキー(ヴァイオリン)《ドイツ》
プログラム
カタロニア民謡(カザルス編):鳥の歌
L.ザイトリン:チェロとピアノのためのエリ・ザイオン
E.ブロッホ:ユダヤ人の生活 I.祈り、他
券種
前売:一般 ¥3,000/会員 ¥2,500/学生 ¥1,500/一般(楽器参加席) ¥3,000/会員(楽器参加席) ¥2,500
※楽器を持参して参加できる席は限定30席です。
※楽器の指定はありませんが、楽器ケースに入れて持ち運びのできる大きさの楽器をご持参ください。
当日:¥3,500
5公演セット券[前売りのみ/15日、16日はS席対象] 会員¥ 16,000(日本チェロ協会会員限定)
チケット取り扱い
[チケットぴあ] https://t.pia.jp
[サントリーホールチケットセンター] tel:0570-55-0017
(10 時~ 18 時 休館日・年末年始除く)
出演
Hannes Heinzer
新倉 瞳
チェロ
桐朋学園大学音楽学部を首席で卒業、皇居桃華楽堂新人演奏会に出演し御前演奏を行う。その後スイスへ渡り、バーゼル音楽院ソリストコース・教職課程の両修士課程を最高点で修了。近年では第18回ホテルオークラ音楽賞、第19回(2020年度)齋藤秀雄メモリアル基金賞 チェロ部門受賞。
現在はカメラータ・チューリッヒのソロ首席チェリストとしてスイスを拠点に活躍する中、ソリスト、室内楽奏者として全国各地でリサイタル、オーケストラとの共演を重ね、司会、番組ナレーション、音楽劇、演奏家のためのドレス《M Maglie le cassetto》のプロデュース等、活動の幅を広げ音楽の素晴らしさを広く深く伝えようとする姿勢は多くの共感を集めている。
2021年『11月の夜想曲~委嘱作品集』(世界初演/世界初録音)のCDをアールアンフィニ・レーベルよりリリース。
使用楽器は、宗次コレクションより貸与されたMatteo Goffriller(1710年製)。
香月 麗
チェロ
桐朋学園大学SDコース在学中、第86回日本音楽コンクール第1位、合わせて徳永賞、E・ナカミチ賞受賞。
これまでにソリストとして、尾高忠明、梅田俊明、飯森範親各氏他、東フィル、東京シティ・フィル、群響他と共演。NHK-FM「リサイタル・ノヴァ」出演。パリ・ユネスコ本部で行われた Voyage Créatif au Japon 2022 、Musique dans les Vigne 2023で演奏。
Le BalconのシュトックハウゼンLicht‘Hoch Zeiten’に参加。2020年-2022年ローザンヌ室内管弦楽団、2024年パリ管弦楽団夏のアカデミー生。
ローザンヌ高等音楽院、パリ国立高等音楽院第2課程を経て、現在同音楽院室内楽科にて上田晴子氏、ルイ・ロッド氏に師事。チェロを故久保田顕氏、倉田澄子氏、グザヴィエ・フィリップ氏、エマニュエル・ベルトラン氏に師事。ジャパン・ナショナル・オーケストラコアメンバー。
井村重人
西田 翔
チェロ
5歳よりチェロを始める。泉の森ジュニアチェロコンクールでは小学生の部、中学生の部で金賞受賞。
2021年、第19回東京音楽コンクール弦楽器部門入選。第23回日本演奏家コンクール弦楽器部門高校生の部第1位、併せて兵庫県知事賞受賞。
第75回全日本学生音楽コンクールチェロ部門高校生の部全国大会第1位、併せて横浜市民賞(聴衆賞)、NHK協会賞、音楽奨励賞受賞。これまでにミクローシュ・ペレーニ、アラン・ムニエ、ウェン=シン・ヤン、ヤン・ソンウォン氏のマスタークラスを受講。藝大フィルハーモニア管弦楽団、東京フィルハーモニー交響楽団と共演。
2023年度、2024年度桐朋学園チェロアンサンブル・サイトウ奨学生。チェロを藤森亮一、堤剛氏に師事。これまで室内楽を山崎伸子、練木繁夫、磯村和英、池田菊衛、入江一雄、堤剛氏に師事。
2024年9月よりハンガリー国立リスト・フェレンツ音楽大学でオンツァイ・チャバ氏のもとで研鑽を積んでいる。
矢部 優典
チェロ
8歳よりチェロを始め毛利伯郎氏に師事。
第86回日本音楽コンクールチェロ部門第2位及びE.ナカミチ賞受賞。
第69回全日本学生音楽コンクール高校の部第1位及び日本放送協会賞受賞。
これまでに宮崎国際音楽祭、サントリーホールARKクラシックス、リッカルド・ムーティ「イタリア・オペラ・アカデミー in 東京」等に出演。
桐朋学園大学音楽学部ソリスト・ディプロマ・コース修了。
レグルス・クァルテットのメンバーとして小澤国際室内楽アカデミー奥志賀、プロジェクトQ、ヴィオラスペース等に出演。サントリーホール室内楽アカデミー第6期フェロー。
2023 年 CHANEL Pygmalion Days 参加アーティスト。
佐藤 芳明
アコーディオン
国立音楽大学在学中に独学でアコーディオンを始め、卒業後渡仏、C.I.M.Ecole de JazzでアコーディオニストDaniel Milleに師事。
既存のアコーディオンのイメージにとらわれない独自のサウンドで、ライブ、レコーディング、アーティストサポート、舞台音楽など、様々な現場で数多くの仕事をこなし、国内外を問わずジャンルを超えて幅広く活動。
『ガレージシャンソンショー』『森山威男グループ』など個性的なユニットに在籍する一方、スタジオミュージシャンとしては椎名林檎、三宅純、梶浦由記、米津玄師、水樹奈々、桑田佳祐、ポルノグラフィティなど数多のアーティストのレコーディングに参加、CMや劇伴でもファーストコールのアコーディオン奏者としてあらゆるオーダーに応え続けている。
Andreas Welskop
アラン・バーン
ピアノ/アコーディオン
1955年米国生まれ。ベルリンを拠点に国際的に活動する演奏家、作曲家、音楽学博士。1980年代の米国でのクレズマー音楽復興に尽力した中心的人物の一人。クレズマーの伝統を基礎に、幅広い演奏経験の蓄積により新たなクレズマー音楽を創造したグループBrave Old Worldのリーダーとして若い世代に多大な影響を与えている。2000年からはドイツ・ヴァイマールで開催される東欧ユダヤ音楽のワークショップYiddish Summer Weimarの主宰者としてイディッシュ音楽文化の発展と普及に尽力。その功績が称えられ、2016年ヴァイマール賞受賞、2017年テューリンゲン州名誉爵位授与。2022年ドイツ連邦共和国功労勲章受章。2016年からは、東欧ユダヤ音楽ワークショップYiddish Academy Tokyoでの指導など日本での教育経験も豊富。
Shendl Copitman
マーク・コヴナツキー
ヴァイオリン
1982年モスクワ生まれ。ハンブルクを拠点に世界的に高く評価されているヴァイオリニスト、作曲家。、伝統的なクレズマー音楽の情感豊かな演奏スタイル継承し、発展させた若い世代を代表する演奏家。米国、カナダ、日本など多くの音楽祭に出演、指導してきた。Semer Ensemble、Di Yidishe Neshome、Engel Ensemble、Torah Images、Hamburg Klezmer Band、Joel Rubin Ensembleなどのプロジェクトのほか、Socalled、Dobranotch、Efim Chorny、Painted Bird、Forshpil などのゲストミュージシャンとしても活動。イディッシュ・ダンスの講師としても高い評価と指導実績を備える。作品は、スティーブン・グリーンマン(米国)、サンフランシスコ交響楽団(米国)、ノイエ・フィルハーモニー・ヴェストファーレン(ドイツ)、クレズマー・ロシュン(フランス)、オルケステル・ドレイデル(日本)など、世界中のさまざまな音楽プロジェクトで演奏されてきた。2019年最初の曲集「Di naye yidishe melodyes」(新しいイディッシュのメロディー)をリリース。