アジア・パシフィック・チェロ・コングレス2025

プログラム

チェログランドコンサート

チェロ・グランド・コンサート

チェロだけのアンサンブル曲が豊富なのは、広い音域を持つチェロだから。
世代、地域、プロ・アマチュアといった垣根を越えたアンサンブルの響きが世界を包みます。

日時2025年2月16日㊐ 開場13:30/開演14:00/終演(予定)16:30

会場サントリーホール 大ホール

出演

第1部 ジュニア・チェロ・オーケストラ
第2部 小川 剛一郎、北村 陽、グレイ 理沙、笹沼 樹、髙木 慶太、築地 杏里、中 実穂、福崎 茉莉子、堀 了介、松波 恵子、三宅 依子、山崎 伸子
第3部 第2部出演者、伊藤 七生、宇宿 直彰、上森 祥平、大江 慧、小川 泰則、小泉 ユミ、小林 幸太郎、高木 良、高橋 泉、堤 剛、藤田 ほのか、ソジン・ホワン《韓国》、ジャネット・チェン《台湾》、アマチュア100名
指揮:山本 祐ノ介

プログラム

■第1部
J.S.バッハ:主よ、人の望みの喜びよ
D.フンク:組曲ニ長調より、他

■第2部
小林 幸太郎:チェロの為のハーモニックファンファーレ、他

■第3部
J.クレンゲル:讃歌(ヒムヌス)Op.57                   
日本の歌メドレー(石島栄一編曲)                  
A.ヴィヴァルディ:2本のチェロのための協奏曲 (山本祐ノ介編曲)          
H.ヴィラ=ロボス:ブラジル風バッハ第1番 第1楽章、他

券種

前売:一般 S席 ¥4,500 A席 ¥3,500 /会員 S席 ¥4,000 A席 ¥3,000 /学生 ¥2,000
当日:S席 ¥5,000 A席 ¥4,000
5公演セット券[前売りのみ/15日、16日はS席対象] 会員¥ 16,000(日本チェロ協会会員限定)

チケット取り扱い

[チケットぴあ] https://t.pia.jp
[サントリーホールチケットセンター] tel:0570-55-0017
(10 時~ 18 時 休館日・年末年始除く)

出演

小川 剛一郎

関西交響楽団(現在大阪フィル)首席チェロ奏者であった祖父伊達三郎に9歳からチェロの手ほどきを受け、10歳から井上賴豊氏に師事する。
桐朋学園高校音楽科を経て桐朋学園大学音楽学部をそれぞれ首席で卒業。
チェロを井上賴豊、ダニール・シャフランの両教授に師事。
同大学研究科を修了後、パリ・エコール・ノルマル音楽院に留学し、チェロをレーヌ・フラショー教授に、室内楽をジュヌヴィエーヴ・ジョワ教授 (H.デュティーユ夫人) に師事。
’84年同音楽院最高演奏家資格を得て卒業。
’87年第56回日本音楽コンクールチェロ部門第3位入賞。
’93年よりピアノトリオ『トリオ・ミンストレル』を結成し、毎年全国ツアーを展開している。
また、ピアソラ作品ほか幅広いジャンルの楽曲をピアノトリオ用に編曲し出版している。
現在ソリスト、及び室内楽奏者として活動する傍ら後進の指導にも力を注いでいる。


北村 陽

2024年ジョルジュ・エネスク国際コンクールのチェロ部門で日本人として初優勝。
23年ヨハネス・ブラームス国際コンクール優勝。同年、日本音楽コンクール優勝、併せて増沢賞など5つの賞を受賞。
17年若い音楽家のためのチャイコフスキー国際コンクールに満場一致で優勝。9歳でオーケストラと初共演し、翌年初リサイタルを行う。
これまでに小林研一郎、高関健、大友直人、藤岡幸夫、山田和樹各氏らの指揮により、多数の楽団と共演。
20年J.シュテッケルの代役として井上道義指揮、読売日本交響楽団と共演し好評を博す。
24年アリオン音楽賞、21年霧島国際音楽祭賞受賞。
第52回江副記念リクルート財団奨学生、23、24年度ロームミュージックファンデーション奨学生。
現在、ベルリン芸術大学にてJ.P.マインツ、桐朋学園大学ソリスト・ディプロマ・コースにて堤剛各氏に師事。
これまでにチェロを山崎伸子、室内楽を磯村和英各氏に師事。
使用楽器は上野製薬株式会社より貸与された1668年製カッシーニ。


グレイ 理沙

東京藝術大学附属高校を経て東京藝術大学に入学。
その後フランスに渡り、2020年にパリ国立高等音楽院(CNSMDP)を卒業し、完全帰国。
第66回全日本学生音楽コンクール・チェロ部門で第1位を獲得。
第11回東京音楽コンクール・弦楽部門のファイナリスト。
NHK番組「ETV特集」の新オープニング映像および演奏を担当。
2022~2024年、X JAPANのYOSHIKIによるディナーショーにおいて、弦楽四重奏のメンバーとして出演。
Netflixドラマ「First Love」劇中曲でソロを演奏。
日向敏文のアルバム『ANGELS IN DYSTOPIA Nocturnes & Preludes』においてもソロ演奏を担当。
アニメや映画のレコーディングにも携わり、ソロ活動に加え、プロオーケストラのエキストラやアーティストのライブサポートなど、幅広いジャンルで精力的に演奏活動を行っている。


Taira Tairadate

笹沼 樹

学習院大学文学部卒業後、桐朋学園大学大学院修了。
現在、パリ・エコールノルマル音楽院プログラム・エリート在籍。
ヴァーツラフ・アダミーラ、堤剛、古川展生の各氏らに師事。室内楽を磯村和英、大山平一郎、山崎伸子の各氏らに師事。
ソリストとしては、新日本フィル、都響、東響、プラハ国立劇場管等のオーケストラと共演。
室内楽奏者としては、M.アルゲリッチ、ダン・タイ・ソン、M. ヴェンゲーロフ、J. ヴィトマン等の世界的アーティストと国内外で共演を重ねている。
ミュンヘン国際音楽コンクール弦楽四重奏部門第3位入賞及び特別賞(2016年)。
ニューヨークヤングコンサートアーティストオーディション第1位(2019年)。
ソリストとしても、日本音楽コンクール第1位(2011年)をはじめ、輝かしい受賞歴を持つ。
2021年度齋藤秀雄メモリアル基金賞を受賞。
ラ・ルーチェ弦楽八重奏団、カルテット・アマービレ、Trio Rizzleのメンバー。
東京交響楽団客演首席奏者。


平舘平

髙木 慶太

北海道生まれ。
6才よりチェロを始める。
桐朋女子高等学校音楽科(共学)及び桐朋学園大学卒業。
同大学院大学を経て’ 07 年春ロームミュージックファンデーションの奨学金を得てベルリン芸術大学に留学。
第74回日本音楽コンクール・チェロ部門第2位入賞。ドイツ、ベルリンで開催されたドミニコ・ガブリエリチェロコンクールにて3位入賞。
第106回日演連新人演奏会において札幌交響楽団と、大学院大学在学中に桐朋オーケストラ・アカデミーと共演。
室内楽においては、クァルテットエクスプローチェ、東京チェロアンサンブル、古澤巌率いる品川カルテットのメンバーとして定期的にツアー、演奏会を行う。チェロを上原与四郎氏、毛利伯郎氏、岩崎洸氏、マルクス・ニコシュ氏に師事。
現在フリーランスとして活動し、ソロ活動や室内楽、国内の主要オーケストラの客演首席として多数出演。
桐朋学園大学音楽部非常勤講師。


築地 杏里

第71回全日本学生音楽コンクール全国大会第1位。
併せて日本放送協会賞、かんぽ生命奨励賞を受賞。
2015年から2023年までクァルテット・インテグラに所属。
これまでに第71回ミュンヘン国際音楽コンクール弦楽四重奏部門第2位&聴衆賞受賞を始め、バルトーク国際コンクール弦楽四重奏部門第1位、第8回秋吉台音楽コンクール弦楽四重奏部門第1位など、受賞多数。
サントリーホールチェンバーミュージックガーデンにて「オープニング堤剛プロデュース2019」に出演し堤剛氏と共演。
サントリー室内楽アカデミー第5・6期フェロー。桐朋学園大学音楽学部卒業。
これまでに山崎伸子、倉田澄子、松波恵子、クライブ・グリーンスミス各氏に師事。
ロサンゼルスのコルバーン・スクールにレジデンス・アーティストとして在籍後、現在フリーランス奏者として活動中。


中 実穂

京都市出身。
5歳よりチェロを始める。桐朋女子高等学校音楽科を経て、桐朋学園大学音楽学部卒業。
東京藝術大学大学院音楽研究科修士課程修了。
2010年9月より渡独し、ベルリン芸術大学コンチェルトグザメン課程にて研鑽を積む。
同大学にて国家演奏家資格取得後、2012年帰国。これまでにチェロを津田朝子、井上頼豊、松波恵子、山崎伸子、マルクス・ニコシュの各氏に師事。
室内楽を毛利伯朗、岡山潔、山崎伸子、クァルテット・エクセルシオに師事。
サントリーホール室内楽アカデミー第2期生。
第8回ビバホールチェロコンクール第4位、第77回日本音楽コンクールチェロ部門入選。
平成17年日演連推薦・新人演奏会にて大阪フィルハーモニー交響楽団と共演。
東京チェロアンサンブルメンバー。
NHK交響楽団次席奏者。


N.Ikegami/TSO

福崎 茉莉子

桐朋学園大学音楽学部、同大学研究科修了。
2021年7月より東京交響楽団チェロ奏者。
これまでに佐藤満、倉田澄子、銅銀久弥に師事。
第66回全日本学生音楽コンクール大学の部2位。桐朋学園大学音楽学部チェロアンサンブル・サイトウ奨学生。12年度ヤマハ音楽支援制度・音楽活動支援対象者。
サントリーホール室内楽アカデミー第2期生。第3回サントリーチェンバーミュージック・ガーデンにてカルミナ・クァルテットと共演。
2019年NPO法人トリトン・アーツ・ネットワーク/第一生命ホール主催の若い演奏家のための弦楽セミナー 受講生。
第4回蓼科クロイツェル音楽祭、野口英世記念ばんだい高原国際音楽祭、第36回草津夏期国際音楽アカデミー&フェスティヴァルにゲストとして出演。
ソナーレ・アートオフィスより「梯剛之 クァルテット・セレシア/ショパン:ピアノ協奏曲第1番、第2番」、UNAMAS LABELより「ドヴォルザーク:弦楽五重奏2番」をリリース。


堀 了介

8歳より斎藤秀雄氏に師事。
第36回日本音楽コンクールチェロ部門第1位受賞。
ウィーン・コンセルバトリウム最優秀芸術賞を得て卒業、ウィーンにて深澤亮子氏と初のリサイタルを開く。
後にジュネーヴにてフルニエに師事。帰国後、NHK交響楽団に入団、首席奏者を務めた。
国内主要オーケストラと共演するなどソロ活動の他、サイトウキネンオーケストラ・水戸室内管弦楽団にも多く出演。
久保陽子ピアノトリオ・ドゥガレイユカルテットにも出演。
北京・大連・瀋陽各音楽院に招聘され指導と公演を行った。数多くのコンクールの審査員も務める。
長年にわたり東京音楽大学にて後進の指導にもあたり、東京音楽大学名誉教授。
現在、日本チェロ協会評議員長。


松波 恵子

佐藤良雄、斎藤秀雄、パリにてアンドレ・ナヴァラの各氏に師事。
第34回日本音楽コンクール第2位、1972年パリ国際チェロ・コンクール特別賞、73年ガスパール・カサド国際チェロ・コンクール第3位。
帰国後、75年から92年まで新日本フィルハーモニー交響楽団の首席奏者を務めた。
75年、デビュー・リサイタル開催。
その後、数々のリサイタル、室内楽で活躍する。サイトウ・キネン・オーケストラに創設時より2006年まで参加。
1995年から2013年まで水戸室内管弦楽団のメンバー。早くから後進の指導にも力を入れ、多くのチェリストを育てている。
元 桐朋学園大学、東京音楽大学、愛知県立芸術大学の非常勤講師。
2007年、バッハ〈無伴奏チェロ組曲〉全6曲、2020年、松波恵子 川村文雄デュオ〈浪漫への誘い〉(レコード芸術誌の特選盤)のCDをリリース。


三宅 依子

京都市出身。
3歳よりピアノを、10歳よりチェロを始める。
桐朋女子高等学校音楽科、桐朋学園大学音楽学部演奏学科を卒業。
これまでにチェロを井上頼豊、津田朝子、松波恵子の各氏に師事。
ショパン国際フェスティバル、ヴァチカン国際音楽祭、宮崎国際音楽祭等に参加。
2008年に東京チェロアンサンブルを立ち上げ、年に一度紀尾井ホールでコンサートを開催している。
2024年5月には15回記念コンサートを開催。
コロナ禍の2020年にはソロCD「Cancion」「Crecer」を発売する。
合同会社TCE代表、Crecer Ensemble主宰。


武藤章

山崎 伸子

広島生まれ。「子供のための音楽教室」広島分室を経て、桐朋女子高等学校音楽科、同大学音楽学部卒業。齋藤秀雄、レイヌ・フラショー、堤剛、安田謙一郎、藤原真理各氏に師事。
第1回民音室内楽コンクール第1位、第44回日本音楽コンクール・チェロ部門第1位。卒業後、文化庁海外派遣研修員として、2年間ジュネーヴでピエール・フルニエに師事。
帰国後は日本国内の主要オーケストラとの共演、リサイタル、室内楽のほか、サントリーホール・オープニングシリーズでイギリス室内管との共演をはじめ、スイス・ロマンド管や、バンベルク響のソリストに選ばれるなど、活躍を続けている。
また、カザルスホール主催のチェロ連続リサイタルでも卓越した音楽性が高く評価された。
さいたまアーツシアター・カルテットの主軸として、ベートーヴェンの弦楽四重奏全曲に取り組むなど、室内楽においても卓越した音楽性を発揮している。マルタ・アルゲリッチ、堀米ゆず子等とサントリーホールにて共演。「見事に自身の歌を聴かせて情感の幅をより豊かに、またふくよかにしてくれた山崎の充実ぶりも驚異的だった。感動と同時に感謝である。」(諸石幸生:音楽の友2005年3月号より)
1987年「村松賞」、「グローバル音楽賞第1回奨励賞」受賞。第49回レコード・アカデミー賞<室内楽曲部門>「チェロ・リサイタル4」(共演:野平一郎)を受賞。
2007年より10年にわたり津田ホール、浜離宮朝日ホールでチェロ・ソナタ・シリーズを開催し、2017年5月に紀尾井ホールで最終回を迎え、好評を博した。2018年12月には同リサイタルシリーズでライブ録音した「J.S.バッハ: 無伴奏チェロ組曲全曲」をリリース。2017年度からフィリアホールにて山崎伸子プロデュース「未来に繋ぐ室内楽」と題し、優秀な若手演奏家の紹介と室内楽を共演するシリーズを開催している。
2012年度『東燃ゼネラル音楽賞』(旧:エクソンモービル音楽賞)奨励賞 受賞。現在、桐朋学園大学特任教授、東京藝術大学名誉教授。使用楽器はヒエロニムス・アマティ 1641年製。


山本 祐ノ介

指揮

両親ともに作曲家の家庭に生まれ、早くからピアノ、作曲を学ぶ。
また指揮を父山本直純、籾山和明、川本統脩の各氏に師事する一方、チェロを斎藤建寛、堀江泰の各氏に師事。
東京藝術大学卒業、同大学院修了。
ハレー・ストリング・クァルテットのチェロ奏者、東京交響楽団首席チェロ奏者を経て、現在ソロチェリスト及び、指揮者として活躍中。
京都市響、新日本フィル、日本フィル、東京シティ・フィル等に招かれるほか、2002年に行われた「日韓親善チェロコンサート」では、日韓300人のチェリストによる合奏を指揮、12年より毎年開催されている「チェロの日」、また「チェロ・コングレス」に於いてチェロアンサンブル(通称チェロ・オーケストラ)を指揮し好評を博している。
現在、東京ニューフィルハーモニック管弦楽団常任指揮者、ミャンマー国立交響楽団首席指揮者。
クラシックコンサートはもとより、アニメーションや戯曲などを含むすべての分野での活動において、人々の心に安らぎと勇気を与えるため、心あたたまる表情豊かな音楽を追究している。


井村重人

伊藤 七生

横浜市出身。8歳よりチェロを始め、桐朋女子高校音楽科、桐朋学園大学、同大学院修士課程修了。チェロを堤剛、岩崎洸、音川健二、G.Riviniusの各氏に師事。第一生命ホールオープンハウス、若手アーティスト支援「アフタヌーン・コンサート」(東京文化会館)、(一財)地域創造音楽活性化アウトリーチフォーラム事業等出演。中央区民カレッジ、(一財)地域創造ステージラボにて講師を務めた。現在、洗足学園中学高等学校講師助手、同校弦楽合奏部コーチ、フェリス女学院大学音楽学部講座副手、マルシェ弦楽四重奏団、ソプラノとピアノトリオによる「Sole e Mare」メンバー。ソロや室内楽、アウトリーチ、オーケストラで活動。


宇宿 直彰

父親の赴任に伴い幼児期に渡仏。コルマール市コンセルヴァトワール、ストラスブルグ音楽院を経て、パリ高等音楽院、ルエイユ・マルメゾン音楽院大学院、チェロ科と室内楽科を共に首席で卒業。パリ音楽院のオーケストラ団員としても活躍。これまでに、フィリップ・ミュレール、ジョン=マリー・ガマール、マリー=ポール・ミロン等に師事。フランス国内のみならず、スペイン、ロシアその他の国際音楽フェスティバル、公式記念行事等に招かれる。これまでにチェコ共和国カルロヴィ・ヴァリ交響楽団、ロシア サンクト・ぺテルブルグ(建都300年記念公演)における同オーケストラ(指揮アレクサンドル・カントロフ)、東京 紀尾井ホールでの共演。また、パリ日本文化会館において同館主催によるリサイタル、ショパンフェスティバルなどに出演。他方2001年からは日本各地で姉とソロ&デュオ リサイタルを開催。東京文化会館、札幌キタラ大ホール、宗次ホール(名古屋)、兵庫県立芸術文化センター、あいれふホール(福岡)などで開催。今までに5枚のCDをリリース。NHK-FM「名曲リサイタル」に出演。フランス国立放送協会主催コンクール1位、パリ室内楽国際コンクール3位ほか、仏国内外で優勝・入賞。2020年に完全帰国。日本チェロ協会会員。日本演奏連盟会員。楽器は、フランスの名匠クロード=オーギュスタン・ミルモンが1877年に制作したチェロを使用している。


上森 祥平

ソロ・室内楽・オーケストラ・また数多くの生徒を輩出する等、あらゆる分野で活躍。
日本音楽コンクール優勝後、渡独。ヴォルフガング・ベッチャー氏のクラスで学び、国家演奏家資格を得てベルリン芸術大学を卒業。
バッハ無伴奏チェロ組曲と多様な作品を組み合わせた全曲公演は、ブリテン無伴奏チェロ組曲、及びブラームス3大ソナタを加えた全曲公演へプログラムを拡大。毎年各方面から絶賛を受け続けている。活動が評価され第14回齋藤秀雄メモリアル基金賞を受賞。ラ・フォル・ジュルネ“熱狂の日”音楽祭、 東京・春・音楽祭をはじめ、NHK・BS・FM他出演多数。小林研一郎、下野竜也等各氏の指揮のもと国内主要オーケストラと共演。京都市立芸術大学准教授、相愛大学非常勤講師。神奈川フィルハーモニー管弦楽団特別契約首席チェロ奏者。京都市文化芸術特別奨励者。京都府文化賞奨励賞受賞。


Ayane Shindo

大江 慧

全日本芸術コンクール第2回全国大会第3位。 第71回全日本学生音楽コンクール高校の部名古屋大会第2位、全国大会入選。第76回同コンクール大学の部大阪大会第1位、全国大会入選。 2015年〜2017年「佐渡裕とスーパーキッズ・オーケストラ」に在籍。 フィリアホール室内楽アカデミア第3期生。2024年小澤征爾音楽塾に参加。
桐朋学園大学在学中に結成した「カルテット・プリマヴェーラ」にて活動中。 ザルツブルク=モーツァルト国際室内楽コンクールin Tokyo 2023第2位。ベートーヴェン国際音楽コンクール室内楽部門第1位。第13回秋吉台音楽コンクール室内楽部門第2位。 サントリーホール室内楽アカデミー第7期・第8期フェロー。MMCJ2022、プロジェクトQに参加。
チェロを梁漢祥、海野幹雄、森左介、斎藤建寛、倉田澄子の各氏に師事。桐朋学園大学音楽学部を卒業、同大学大学院修士課程修了。


小川 泰則

国立音楽大学附属高等学校を経て国立音楽大学卒業。国立音楽大学大学院修了。チェロを守屋新、小野崎純、室内楽を徳永二男、小林道夫各氏に師事。在学中にF.アマン、R.ギンツェル、D.ゲリンガス各氏の公開レッスンを受講。現在は東京ユニバーサルフィルハーモニー管弦楽団団員として活躍の他、後進の指導にも取り組む。大妻女子大学管弦楽団トレーナー、フィオリーニ・チェロアンサンブル代表、チェロアンサンブル008(ユイット)メンバー。チェロアンサンブル008として3枚のCDをリリース。


小泉 ユミ

桐朋学園大学音楽学部卒業。オランダのズヴォーレ音楽院修了。音川健二、Jeroen Reuling両氏に師事。2004年に日本演奏連盟主催のリサイタルでデビュー以来、リサイタル、オーケストラとの共演、室内楽などで演奏活動を続ける。2018年より隔年でバッハ無伴奏組曲(全曲)演奏会を開催。ファンデーク音楽院主宰。CDアルバム第1作「Remember me」、第2作「Aurore」。日本演奏連盟、鎌倉音楽クラブ(鎌倉音楽家協会)および横浜市民広間演奏会 会員。


小林 幸太郎

桐朋学園大学音楽部を首席で卒業。チェロを倉田澄子氏に師事。
桐朋学園チェロアンサンブルの常任アレンジャー、コンサートマスターを経て、チェリスト、作編曲家として国内外多数のアーティスト、団体と共演、音楽制作に携わっている。
これまでに奇跡のチェロアンサンブル、東京チェロアンサンブルをはじめとする常設団体、NHK交響楽団、読売日本交響楽団をはじめとするオーケストラセクション、桐朋学園、東京藝術大学をはじめとする音楽大学等国内ほぼ全てのチェロアンサンブルの楽曲制作を一手に担っている。
クラシック以外の分野ではNHK、日本テレビ、テレビ朝日をはじめとするテレビ番組への楽曲提供および出演、各種CMや映画、ゲーム音楽等の制作、レコーディングに携わる。
現在felix音楽ホール、LapiStudio館長、奇跡のチェロアンサンブル、高嶋ちさ子 with Super Cellistsメンバー、アレンジャーとして活動。


高木 良

愛知県名古屋市出身。6才よりチェロを始める。 名古屋市立菊里高等学校音楽科を経て、東京藝術大学音楽学部器楽科を卒業。 第16回KOBE国際音楽コンクール優秀賞。 第12回大阪国際音楽コンクールアンサンブル部門第一位、神戸市長賞受賞。 飛騨高山音楽祭、京都フランス音楽アカデミー、岐阜リスト音楽院マスタークラス等で研鑽を積む。 2014年度、財団法人地域創造 公共ホール音楽活性化事業アウトリーチ・フォーラム事業に岩崎洵 奈率いるピアノトリオーレで参加。 これまでに、チェロを林良一、高木俊彰、西谷牧人、河野文昭、山本裕康の各氏に師事。林裕、中木 健二、オンツァイ・チャバ、フィリップ・ミュレール、ルドヴィート・カンタの各氏のマスタークラスを受講。 現在、東京を拠点に様々な演奏活動や後進の指導を行なっている。 The Orchestra Japan(オーケストラジャパン)チェロ奏者。


髙橋 泉

山形市出身。桐朋学園大学アンサンブルディプロマ修了。在学中、故江藤俊哉氏ら教師陣とブラームス弦楽六重奏を共演。フランス国立ボルドー地方音楽院、パリ市立ポール デュカ音楽院にて研鑽を積む。チェロを毛利伯郎氏、エチエンヌ・ペクラール氏(元パリ菅ソロ首席)マルティン・ロヴェット氏(アマデウスカルテット)故清水勝雄氏、室内楽を徳永次男氏、原田幸一郎氏、J.ピエール・サブレ氏、ウルリッヒ・コッホ氏らに師事。12’-14’西本智美プロデュースイルミナートフィルハーモニーオーケストラ団員。日本クラシック音楽コンクール最高位。コンセールヴィヴァンコンクール第一位及び優秀賞。長きに渡り在京在郷オーケストラのエキストラを務める。チョンミュンフン指揮東京フィルアジアツアー、ディズニーオンクラシック、ジャズピアニスト小曽根真氏全国ツアー(モーツァルトピアノコンチェルト)、スーパーチェロアンサンブル東京、バチカン国際音楽祭、クロアチア、スロベニア、スロバキア、プラハ、韓国、中国、台湾、等国内外にて演奏。2023年日本医学会総会にてソロ演奏(東京国際フォーラム ホールA)、テレビ、レコーディング、豪華客船クルーズ演奏、東京フィルハーモニーオーケストラ首席チェリスト渡邉辰紀氏とのチェロデュオ、盲目のピアニスト梯剛之氏とのデュオも好評を博す。日本クラシック音楽ジュニアコンクール審査員。日本チェロ協会会員。


鍋島徳恭

堤 剛

名実ともに日本を代表するチェリスト。桐朋学園子供のための音楽教室、桐朋学園高校音楽科を通じ齋藤秀雄に師事。1961年アメリカ・インディアナ大学に留学、ヤーノシュ・シュタルケルに師事。1963年ミュンヘン国際コンクール第2位、カザルス国際コンクール第1位入賞。
これまでに鳥井音楽賞(現サントリー音楽賞)、ウジェーヌ・イザイ・メダル(ベルギー)、モービル音楽賞、N響有馬賞、ウィーン市功労名誉金賞、毎日芸術賞(音楽部門)、文化庁創立五十周年記念表彰など多数受賞、表彰されている。
 2009年秋の紫綬褒章を受章。2013年、文化功労者に選出。2020年秋にはウィーン・フィルハーモニー管弦楽団日本公演においてソリストを務め、大反響を呼んだ。
 カナダ・西オンタリオ大学准教授、アメリカ・イリノイ大学教授、インディアナ大学教授を経て、現在桐朋学園大学特命教授(元学長2004~2013年)、韓国国立芸術大学客員教授。霧島国際音楽祭音楽監督。サントリーホール館長。日本藝術院会員。


藤田 ほのか

英ギルドホール音楽演劇大学及び大学院を卒業。J・ウォードクラーク、R・ヴァルフィッシュ、S・ドーンに師事。同大バッハ、協奏曲及び室内楽コンクール第1位、ドロシー・アダムス四重奏コンクールファイナリスト、マリア・カナルス国際音楽コンクールセミファイナリスト。
フジタ・ピアノトリオとして1999年英ウィグモア・ホールでデビュー。2000年には東京・王子ホールで日本デビュー。以後、ヨーロッパでの演奏は100ヶ所を超え、これまでにエネスク交響楽団、ルーマニア国立放送管弦楽団、ブラショフ交響楽団、英ロンドン・ソロイスツ室内管弦楽団、ロンドン・コンサートシンフォニア、フランス国立ロワール交響楽団などと共演。日本では京都フィルハーモニー室内合奏団と兵庫県立芸術文化センター大ホールで共演。
ASV、Intim Musikで計6枚CDをリリース。
レコード芸術推薦盤、2007年度第17回青山音楽賞バロックザール賞を受賞。